現代社会は、戦後半世紀をかけて構築してきた諸制度が多くの矛盾した問題に直面しており、緊急な再検討を迫られています。環境芸術学会は、「環境芸術」の社会的役割と実践的行為を対象とした創作活動と理論研究を行ない、「環境」という概念を新しい視点から再定義することによって、芸術・デザインが現在置かれている立場の展望を明確に行うことを意図しています。環境芸術学会は、宇宙環境から身体環境へ拡がる幅広い領域における創造活動を対象として、緊密な会員相互のコミュニケーションを作り上げるとともに、観賞者や市民の側との相互評価によって新しい社会の構築を図りたいと考えています。同時に、若い創造者の育成と新しいリーダーの社会的活動の場の形成を目指しています。