
大会開催概要
大会日程:2021年12月11日(土)~12月12日(日)
会場:神奈川県湘南エリア(メインスタジオを佐島マリーナにおきZoomを利用したオンライン開催)
〒240-0103 神奈川県横須賀市佐島およびオンライン
主催:環境芸術学会
〈大会組織〉
大会会長:高須賀 昌志
実行委員長:伊藤 隆治
実行副委員長:酒井 正
実行委員:大森 正夫、鈴木 太朗、高橋 綾、下山 肇、田島 悠史、池村 明生、石上 城行、小佐原 孝幸、船山 哲郎、宮本 一行、奥田 祥吾、西毅 徳、菖蒲澤 侑、三上 己紀、三上 奈美
大会事務局:
〒160-0014
東京都新宿区内藤町1−10 (株)モブ内
環境芸術学会第22回大会実行委員会事務局
伊藤隆治 e-mail: karu@wako.ac.jp
第22回「アート360° − 新しい情報発信 −」開催にあたって
昨秋、第21回湘南大会は新型コロナウイルス感染症拡大を考慮し、学会初のオンライン大会となりました。
世の中では多くのイベントや行事が新型コロナの影響で中止となる中、環境芸術学会では対面開催を翌年(2021年)に移行し、当年は学会初のオンライン開催となりました。
対面回避として行なったオンライン大会では思いの外、多くの発見がありました。「発表内容が理解しやすい」「多様な表現が可能であった」「遠方からでも気軽に参加できる」など多くのプラス要因のコメントを頂いたことは新たなオンライン表現の第一歩と感じました。
未だ新型コロナウイルスの感染は収まることなく拡大傾向にもあります。残念なことに今年度についても昨年同様、オンライン開催をせざるを得ない状況にあります。ただ、前にも書いたように昨年度のオンライン大会によるプラス要因をこの機会に拡充させることが我々環境芸術学会が行なうべき取り組みと誰もが感じていることと思います。
オリンピックイヤー2021年環境芸術学会大会では、今後の環境芸術学会の新たな表現を踏まえ「アート360°〜新しい情報発信〜」をテーマに開催いたします。「オンライン」が対面回避策ではなく、環境芸術学会の新しい表現手法として加わることを目的に第22回湘南大会を開催いたします。
大会実行委員長 伊藤隆治
ぜんぜんアフターにならないコロナ社会
コロナ禍にまつわる話が時節の挨拶の常になってしまった感があり、それも致し方ないと感じつつ、この騒ぎの水面下で何か大きな構造変革が進行しているように思え、その変化に適応するために何かしなければならないのではないと頓珍漢なことを考えてしまったりして、答えのない思考の堂々巡りに苦笑している自分にまた呆れたりしているこの頃です。
この原稿は東京2020オリンピックの閉会式が執り行われているのを横目に見ながら書いています。ご存知の通り日本の獲得メダルは史上最多の58個にのぼりました。直前までオリンピック開催に反対だったマスメディアはかなり控えめに祝意を表しているように見受けられます。開催反対の逆風の中、たとえ無観客であろうともアスリートの活躍はスポーツが持つ魅力を表現するのに十分であり、心を動かされる日々を過ごさせてもらいました。果たして美術にこれほど多くの人々の心を揺さぶるパワーがあるのだろうかと再び思考の堂々巡りに陥ってしまいます。しかしこれは苦笑でやり過ごすことができない重要な課題であるといえます。
昨年秋の挨拶文に『アフター・コロナの社会に以前と同じ生活が戻ることはないでしょう。私たちはすでに新たな生活スタイルを強要され、これまでの常識を捨てざるを得ない状況にあります。私たちの普遍的な価値とは一体何なのか?ということが問われる局面を迎えているように思えます。』さらに『「環境芸術」が次代の社会を切り拓く何らかの役割を担うと信じています。』と記しました。しかしその役割やはたらきが未だ明確になりません。その端緒を掴むためにも会員相互の交流が望まれるのだと考えます。
本年度の大会は昨年のリベンジとして対面での交流を前提に計画してきましたが、再びZOOM によるオンラインリモートで実施されることとなりました。アフター・コロナを想定していましたが、まだまだコロナの猛威は収まる気配がありません。現在の状況を考えるとやむを得ない判断だと考えています。こうした状況の中でも少しでも充実した内容となるよう工夫を凝らし、伊藤隆治委員長をはじめ実行委員の皆様に準備をして頂いております。本学会報では大会における研究発表を広く募集しております。会員の皆様におかれましては、数多くの参加をいただきますようお願い申し上げます。
環境芸術学会 会長 高須賀 昌志
大会日程
12月11日(土)
●大会1日目
13:00-13:50 総会
14:00- 開会式・学会賞表彰式
14:20-15:20 学会賞受賞者記念講演会(学会賞・奨励賞それぞれ30分ずつ)
学会賞:平戸 貢児(女子美術大学)、奨励賞:東方 悠平(八戸工業大学)
15:30-16:30 基調講演
登壇者:尾前 芳樹(逗子・葉山コミュニティ放送(株)代表取締役)
17:00- 懇親会ルームオープン
17:30- 懇親会
12月12日(日)
●大会2日目
9:00- 研究発表(口頭)
12:00- 昼食休憩
13:00- 研究発表(口頭・パネル・作品)
15:00- IEAD 環境芸術湘南実験展 発表
15:40- 最優秀プレゼンテーション賞発表、表彰式
閉会式
大会企画シンポジウム
●情報発信のあり方
登壇者:尾前 芳樹(湘南ビーチFM 社長)
逗子・葉山コミュニティ放送(株)代表取締役
※ 湘南ビーチFM(愛称)78.9MHz
【湘南ビーチFMとは】
関東地方でもっとも早く開局したコミュニティ放送局。
周波数は78.9MHz、出力は20W。
1993年にジャーナリスト木村太郎氏が開局設立する。海に近い放送局であることを生かし、「耳に優しい音楽とトーク」をテーマに洋楽やジャズを中心に放送を行う。同局のデザインをイラストレーター鈴木英人氏が担当する。
研究発表
口頭発表/ポスター発表/作品発表 発表申し込み、提出データの詳細については研究発表募集ページを参照
(A) 口頭発表
発表者本人が画面共有機能を使いながらZoomで発表をおこなう。時間は発表の数にもよるが1件あたり20分ほどを予定。
口頭発表においては「優秀プレゼンテーション賞(会員部門・学生部門)」を設け、優れた発表に対して授与いたします。
(B) 作品発表
オリエ アート・ギャラリーにて作品展示
日程 12月7日(火)〜12月17日(金) (12月12日 日曜日は休廊)
発表者は搬入時に撮影した会場の映像を見せながら、大会当日にZoomで発表を行う。
(C) パネル発表
PDFにしたものを事前に提出。主催者が画面共有しながら発表者はZoomで発表をおこなう。1件あたり4分くらいを予定。
※画面サイズはA2横位置、2枚以内、テキストの大きさは10pt以上とすること
・大会企画作品展示 ―IEAD 環境芸術湘南実験展―
湘南国際村を舞台にした野外展示を360°カメラなどを使って記録してWeb上でVR技術を使った展覧会を実験的に開催します。詳細については後日メーリングリストでお知らせします。またホームページでも掲載します。
・懇親会
本年もZOOMを利用したリモート懇親会での開催とします。参加費は必要としません。本年度は湘南ビーチFMのサイトから湘南の地ビールセットをご購入いただけます。皆さんと同じビールで乾杯しましょう。
ZOOMによる懇親会
参加費:無料
オプション:乾杯セット(乾杯用湘南地ビール、ほか)を希望する方は各自お申し込みください。
購入先:湘南ビーチFMショッピングサイト https://www.beachfm.co.jp/store/
□参加申し込み方法・参加費
● 大会参加(視聴のみの参加も含む) 申込締め切り11月30日(火)
リモートでの開催となりますので例年とは違う部分が多いのでご注意ください。
研究発表は(A)口頭発表(B)作品発表(C)パネル発表、3つの方式があります。
- 1研究者が複数の研究発表をすることが可能です。
- 「概要集原稿」「大会プログラム原稿」が必要です。要項に従って提出して下さい。
- 今年度分も含め年会費の未納があると研究発表申込ができません。共同発表者についても同じです。納入状況についての不明点は本部事務局岩岸までご連絡ください。
- 「研究発表登録費」が下記の通り必要となります。詳しい内容について研究発表登録費詳細をご覧ください。
- 発表に際しては学会HPの「環境芸術学会の著作権について」を参照し、著作権などの取り扱いについては十分に留意すること。
- Zoom発表時の録画は行わない。
※研究発表全般に関するお問い合わせは:大会事務局・伊藤までメールにてお願いいたします。
大会事務局・伊藤隆治 E-mail:karu@wako.ac.jp
※「概要集原稿」「大会プログラム原稿」に関する問い合わせは:本部事務局・岩岸までメールにてお願いします。
本部事務局・岩岸和子 E-mail: from-jimu@iead.org