大会開催概要

大会日程:2020年11月7日(土)~11月8日(日)
会場:神奈川県湘南エリア(メインスタジオを佐島マリーナにおきZoomを利用したオンライン開催) 
〒240-0103 神奈川県横須賀市佐島およびオンライン
主催:環境芸術学会

〈大会組織〉
大会会長:高須賀 昌志
実行委員長:伊藤 隆治
実行副委員長:酒井 正
実行委員:大森 正夫、鈴木 太朗、高橋 綾、下山 肇、田島 悠史、池村 明生、石上 城行、小佐原 孝幸、船山 哲郎、宮本 一行、奥田 祥吾、西毅 徳、菖蒲澤 侑、三上 己紀、三上 奈美、小林 幹也(資生堂)、高嶺 祥子(資生堂)

大会事務局:
〒160-0014
東京都新宿区内藤町1−10 (株)モブ内
環境芸術学会第22回大会実行委員会事務局
伊藤隆治 e-mail: karu@wako.ac.jp


第21回「アートと触れ合い・アートを感じる」開催にあたって

環境芸術学会第21回大会は、青い空と青い海、太陽が眩しい神奈川県葉山町湘南国際村を会場に「湘南大会」開催を予定しておりました。芸術を通して文化意識を高める地域づくりをキーワードに、地域と関わりを持ちながら実践的なプログラムなども計画しておりました。しかし、今般の新型コロナウイルス感染拡大の影響で対面による大会開催が厳しい状況が続いています。

このことにより当初予定しておりました第21回湘南大会は、次年度2021年に移行開催し、今年度大会はオンラインによるリモート大会として開催いたします。オンラインによる大会は環境芸術学会始まって以来、初めての試みとなります。

どのような大会になるのかが全く想像がつきませんが、オンラインの特徴をフルに使い楽しんでいただけるような大会に仕上げていきたいと思います。全国海外どこからでも参加できる大会です。是非多くの学会員の皆様にご参加いただきたいと思います。多くのご参加を楽しみにしております。

大会実行委員長 伊藤隆治


COVID-19後の環境と芸術

日本におけるCOVID-19新型コロナウイルスの影響は少しずつ落ち着いてきたようです。観光需要喚起を目的とした「Go To トラベルキャンペーン」によって、家に籠ることを余儀なくされた人々が日本各地で賑やかに過ごす一方で、高齢者や基礎疾患を持つ人の不安は未だに拭えません。小・中・高校は日常を取り戻しつつあるのに対し、足下の大学ではリモート授業が続いています。全体としてコロナ禍の影響が減っていく中でも各所の対応には大きな温度差が生じています。COVID-19によって国の内外を問わず様々な問題が露呈しました。都市への一極集中、貧困、人種格差、医療崩壊…。アフター・コロナの社会に以前と同じ生活が戻ることはないでしょう。私たちはすでに新たな生活スタイルを強要され、これまでの常識を捨てざるを得ない状況にあります。私たちの普遍的な価値とは一体何なのか?ということが問われる局面を迎えているように思えます。私たちは、もう一度社会を創造し直す必要に迫られる時期に遭遇しているのではと考えるのは少々大袈裟でしょうか。

「歴史的にパンデミックによって人々は過去と決別させられ、自分たちの世界を強制的に創造しなおすことになった。今回のパンデミックも例外ではなく、人口であり、ひとつの世界から次の世界への通り道なのだ」(インドの作家アルンダレィ・ロイ「The pandemic is a portal」)
社会環境が大きく変革する今だからこそ、社会における「芸術」の価値と役割について真摯に向き合うチャンスなのかもしれません。芸術創造は、事実に正対し、感性を研ぎ澄まし、柔軟な姿勢と眼差しで臨機応変に対応していくことが必要です。アフター・コロナの社会にこそ求められる態度といえるでしょう。「環境芸術」が次代の社会を切り拓く何らかの役割を担うと信じています。

本大会はZOOMによるオンラインリモートで実施されます。初めての取り組みとなりますが、アーティストが持っている”何かを企む”精神が発揮され、新しい出会いや予想もつかない作用によって、実りある機会となることを期待しています。不慣れな状況下において準備にご尽力いただいた伊藤隆治実行委員長と委員の皆様、地元葉山の三上氏ご夫婦をはじめとする関係各位にこの場を借りて感謝申し上げます。

今年度、事業委員会の企画によって『若手研究者展』、『樋口雄一とアーティストたちのロボット展ー新しい環境芸術の広がりー』という環境芸術学会主催の2つの展覧会を開催いたします。展覧会のタイトルが示す通り、若い会員の活躍や異分野との交流につながる機会となることを狙いとしています。会員皆様はもとより、多くの方々に御覧いただきますようお願いいたします。

環境芸術学会 会長 高須賀 昌志


大会日程

11月7日(土)
●大会1日目

13:00-13:50 総会
14:00- 開会式・学会賞表彰式
14:20- 学会賞受賞者記念講演会
奨励賞:小佐原 孝幸(常磐大学)
16:00- 研究発表(作品・パネル)
17:00- 懇親会ルームオープン
17:30- 懇親会

 

12月12日(日)
●大会2日目

9:00- 研究発表(口頭)
12:00- 昼食休憩
13:00- 次年度リアル湘南大会のご案内
閉会式


研究発表

口頭発表/ポスター発表/作品発表 発表申し込み、提出データの詳細については研究発表募集ページを参照

(A) 口頭発表

発表者本人が画面共有機能を使いながらZoomで発表をおこなう。時間は発表の数にもよるが1件あたり20分ほどを予定。

(B) 作品発表

本年は作品展示ができないため、発表者それぞれが作品の様子がわかる動画(3分以内)を提出。Web上に公開するとともにダイジェスト版として1分以内の動画を事前に提出。ダイジェスト版の動画を主催者が画面共有しながら、発表者はZoomでの口頭プレゼンテーションをおこなう。

(C) パネル発表

PDFにしたものを事前に提出。主催者が画面共有しながら発表者はZoomで発表をおこなう。1件あたり4分くらいを予定。

次年度のリアル大会に向けたプレゼンテーション

本来今年行われるはずだった湘南国際村での大会は来年度に延期となりました。大会に向けて様々な計画をしています。その内容を皆様にプレゼンテーションして広く参加を募りたいと考えています。

・懇親会

本年はZoomを利用したリモート懇親会での開催とします。参加費は不要となります。また、本年度開催予定だった、湘南・葉山にゆかりのあるビールなどが入った「湘南大会記念乾杯セット」を、地元のリカーズかさはらさんが企画・販売する予定です。確定し次第、お知らせしたいと思います。皆さんと同じビールでリモート乾杯しましょう。


□参加申し込み方法・参加費

● 大会参加(視聴のみの参加も含む) 申込締め切り9月7日(月)

リモートでの開催となりますので例年とは違う部分が多いのでご注意ください。
研究発表は(A)口頭発表(B)作品発表(C)パネル発表、3つの方式があります。

  • 1研究者が複数の研究発表をすることが可能です。
  • 「概要集原稿」「大会プログラム原稿」が必要です。要項に従って提出して下さい。
  • 今年度分も含め年会費の未納があると研究発表申込ができません。共同発表者についても同じです。納入状況についての不明点は本部事務局岩岸までご連絡ください。
  • 「研究発表登録費」が下記の通り必要となります。詳しい内容について研究発表登録費詳細をご覧ください。
  • 発表に際しては学会HPの「環境芸術学会の著作権について」を参照し、著作権などの取り扱いについては十分に留意すること。
  • Zoom発表時の録画は行わない。

※研究発表全般に関するお問い合わせは:大会事務局・伊藤までメールにてお願いいたします。
大会事務局・伊藤隆治  E-mail:karu@wako.ac.jp

※「概要集原稿」「大会プログラム原稿」に関する問い合わせは:本部事務局・岩岸までメールにてお願いします。
本部事務局・岩岸和子 E-mail: from-jimu@iead.org