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活動報告

13回大会を終えて

大会実行委員長 池村明生(東海大学教養学部芸術学科教授)

第13回大会は2012年11月24日(土)、25日(日)にかけ、東海大学湘南校舎(神奈川県平塚市)においてのべ60ほどの会員の皆様にご参加をいただき、終了することができましたことをご報告申し上げます。開催に向けてご尽力いただきました東海大学ならびに教養学部、また後援・協賛・協力いただきました組織団体の皆様、また各プログラムにおいてご参加いただきましたゲストの皆様に、実行委員長としてあらためて感謝を申し上げます。

本大会では、学会として制定した環境芸術学会賞の「表彰式」と「受賞記念講演会」を「総会」後に開催いたしましたが、結果、大会を盛り上がる充実したプログラムとなりました。青森県よりわざわざ足を運んでいただきました十和田市現代美術館副館長の藤浩志さんには感謝いたしますとともに、「受賞記念講演会」において新たな美術館の在り方を示すアートセンターとして館外に飛び出す様々な取組みを、楽しい話術とともにご紹介いただきました。


一方、「総会」に先立ちスタートアッププログラムとして実施した「エキスカーション」では、地元に根づき市民参加プログラムを実践する平塚市美術館を30名弱の会員の皆様とともに視察見学させていただきました。学芸員小池光理さんのレクチャーでは、絵画に触るワークショップや、舞踏を活かした展覧会・子どもたちのワークショップなどをご紹介いただき、芸術の持つ教育の可能性に多くの刺激を与えていただきました。

大会開催の一つの目的である「研究発表」では、作品発表11名・パネル発表7名・口頭発表19名と、多くの会員の皆様の参加により充実する内容となりました。作品・パネル研究発表解説では一人ひとりの発表者から説明をいただき、和気あいあいとした雰囲気の中で質疑応答が繰り返されました。また4会場で実施した口頭研究発表会では、それぞれの発表者から研究成果をプレゼンテーションしていただくとともに、聴講する会員との対話も多く見られ研究交流にふさわしい機会となりました。


そして大会のメインプログラムとして開催した「シンポジウム」は、<「芸術+教育+社会」環境芸術からのアプローチ>をテーマに、「基調講演」ではニッセイ基礎研究所主席研究員の吉本光宏さんから海外における芸術文化の最新活動を貴重な画像・動画でご紹介いただき、芸術の持つ社会的価値や教育的意味を示唆いただけたことに、学会員としてたいへん勇気づけられました。 その「基調講演」の最後で重なり合うように始まった森下真樹さんと遠田誠さんの「ダンスパフォーマンス」はサプライズな演出であり、本大会を印象づける秀逸なプログラムでした。大ホールから階下のロビー、屋外へと移動しながらダイナミックに踊るお二人のパフォーマンスは時間が忘れさせダンス芸術の持つ魅力をアピールしていました。 そして、パネラー5名に登壇いただいた最後のプログラムの「ディスカッション」では、吉本さんと森下さんに加え、被災地で積極的に子どもたちとのワークショップを展開する画家の流麻二果さん、ブラジルの自由さと豊かさに魅力を感じ日本の学生とブラジルからの移住者との交流活動を引率する東海大学国際学科教授の小貫大輔さん、美術教育に携わる教員を養成しながら、美術の教科書の編集を通じて現在の美術教育の在り方を問う学会副会長で埼玉大学教育学部教授の高須賀昌志さんそれぞれに、大会テーマにかかわる具体的な話を伺いながら、新たな時代の芸術の行方を垣間見ることができたことが、本大会の成果であり、収穫であったと感じております。


さらに大会開催に合わせ同時開催した東海大学教養学部芸術学科のアート&デザインフェスタの「デッサンホールdeコンサート」や「ひらつかサウンドアートスケープ」など、学生たちを巻き込んだパワフルでユニークな取組みも大会に華を添えてくれました。同学科の音楽・美術・デザイン学の3課程が協力できたのも本大会がきっかけとなっており、その意味でも学会に対し御礼を申し上げたいと思います。


最後に「閉会式」の池田政治会長のご挨拶にもありましたように、“教育や社会にアプローチする芸術に携わる人こそ、自らを高める日々の鍛練が求められている”との言葉をかみしめ、今後も学会とともに成長していきたいと考えております。本大会にご協力いただきました学会関係者をはじめ、大会運営を支えていただきましたスタッフの皆様には、あらためて御礼を申し上げる次第です。

アルバム

東海大
東海大学
エキスカーション(平塚市美術館)
   
総会
     
環境芸術学会賞授与式
   
環境芸術学会賞受賞講演会
     
作品発表・パネル発表
シンポジウム
閉会式
       
懇親会