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活動報告

 
10周年記念講演会・シンポジュウム
環境芸術学会は、来る7月11日(土)、東京芸大第一講義室において「創立10周年記念フォーラム」を開催します。
環境芸術学会は、芸術の社会的役割と実践的活動を対象とする理論研究や創造活動、そしてアーチストの交流と情報発信を目的に、2000年に発足しました。会員の研究発表の場として、また展覧会、講演会、シンポジウム等を通じた地域社会との交流を目的に、毎年全国各地で大会を開催しております。このフォーラムは10月24(土),25(日)両日、神戸にて開催される第10回大会に先立って行われます。
学会は、地球規模で激変する人間の環境(自然環境/人工環境/知的環境)と芸術のかかわりをテーマに、過去10年にわたり一貫して「環境芸術」の社会的役割とその可能性を探ってきました。創立10周年を迎える記念すべき節目の年にあたり、これまでの学会活動を踏まえたうえで、地球社会の内包するさまざまな問題解決に向けて、学会やアーチストがどのように参加していけばいいのか、また21世紀の環境芸術のあり方への指針を探るのが記念フォーラムの目的です。
去る2月18日開催の理事会におきまして、10周年記念フォーラムについて協議し、「未来を拓く。環境芸術の社会的意義と展望」をテーマに掲げ以下の通り基調講演とシンポジゥムを行うことを決定しました。
 
基調講演 「場」ということ  小栗康平(映画監督)
   映画は俳優を中心にして見られることが多い。表情、言葉などを受け止めて、劇や物語として映画をとらえることが普通だからである。しかし、人はそれぞれの「場」に生きているのであって、切り絵のようにそこから引き剥がされることはない。この「場」を生息のための「環境」ともし呼ぶとすれば、映画と「環境芸術」とはどのように結び合うのだろうか。
 小栗氏は1981年、『泥の河』で映画監督としてデビュー。カンヌ国際映画祭で「審査員特別グランプリ・カンヌ1990」と国際映画批評家連盟賞をダブル受賞、以来、『死の棘』(90年)、『眠る男』(96年)、『埋もれ木』(05年)などの話題作品を発表してきました。「映画は、かくされた感覚や思いが、かたちを変えて像を結ぶもの」であるという立場から、映画制作を通して時代のありようと人間の生き方を表現してきた小栗氏に、映画作家の眼から見た環境と芸術について語っていただきます。
シンポジゥム「環境芸術は社会を変える力となりうるのか」
 パネラーに月尾嘉男(東京大学名誉教授、評論家)、河口洋一郎(東京大学大学院情報学環教授、CGアーチスト)、熊倉純子(東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授)の3人を迎え、環境芸術学会の池田政治会長がモデレーターを務めます。
パネラーのプロフィールは次の通りです。
月尾嘉男
近書『縮小文明の展望』では、新時代の文明論「縮小の叡智」を主張。国際的なカヌー冒険家として 地球環境の変容を肌で観察し、21世紀の日本と世界の環境問題について多角的に提言。
河口洋一郎
かねてから自然界の不思議な法則性をデジタルで解明するとともに、日本の伝統的なモノづくりと 先端的デジタルテクノロジーの融合による21世紀のモノづくりシステムへ挑戦による 「知のサバイバル」を提唱。
熊倉純子
音楽文化学の一環としての音楽による環境創造活動の指導、研究に従事。地域社会と文化芸術の かかわりや社会の文化的環境のあり方、アーチストの社会的活動について発言。
池田会長は、10周年記念フォーラムについて次のように語っています。
「学会は、芸術の専門領域を超えてアーチストや芸術教育・研究関係者が横断的に連携し、『環境・人間・芸術』の望ましい関係を探求してきました。10周年を機に、地球環境、社会環境が著しく変容していく中で環境芸術のこれからの方向性やアーチストの課題などを、パネラーの皆さんとともに討論したいと思います」
実施要領
開催日時: 2009年7月11日(土曜日)
開場       12時30分
基調講演    13時〜14時
シンポジウム  14時10分〜15時50分
懇親会*    16時〜18時
会   場: 東京芸術大学第一講義室(階段教室)
定   員: 先着200名
会   費: 無料(*懇親会参加費:2,000円)
主   催: 環境芸術学会
事 務 局: 環境芸術学会創立10周年記念フォーラム実行委員会