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活動報告

環境芸術学会第6回大会
大会会場/札幌メディアパーク・スピカ
   
環境芸術学会第6回大会によせて
  環境芸術学会会長 伊藤隆道
   今回で第6回目を迎える本学会の大会は北海道の札幌市で開かれます。以前から北海道での大会開催がのぞまれていましたが、開催を推進してくれている関係者の努力によってようやく実現に至ります。昨年の武蔵野美術大学に引き続き会にふさわしい充実した大会になることを期待しています。準備にあたっていただいている北海道支部の国松明日香さんをはじめとする多くのメンバーの方々や協力していただいている機関や学校などに深く感謝の意を表したいと思います。
今回の大会のテーマは「環境・自然/メディア・芸術」で、我々人間の営みにとって欠かすことのできない  自然環境と欠かすことができなくなってきている情報環境のまったく異なった二つの環境が、これからの我々にとって非常に大きな意味をもつのではないかと云うことから、今回の議論の中心にしたいテーマとして選ばれました。それらの問題を我々が立っている芸術というフィールドで思考し、表現し、語り合う大会であればと考えています。
 開催地である札幌は環境芸術に対する意識や理解の高いところで、これらの問題に対し積極的に取り組んでいる姿勢が感じられます。今年7月にオープンしたおそらく世界最大の環境芸術作品と云えるイサムノグチの「モエレ沼公園」や今回会場となるSTVスピカをはじめたくさんの魅力ある環境が揃っています。さらに今年新たに世界遺産に加わった「知床」など自然に対する意識の高まりも生まれてきています。私たちが新たな環境と芸術を考える場としてたいへんふさわしい所ではないかと思います。
 今回の大会ではいろいろとユニークな企画も取り入れられています。地域や他分野などとの交流を積極的に取り入れた開かれた形の大会をめざしています。さまざまな問題提起や意見のぶつかり合いなど今までにない新たな出会いが生まれそうです。多くのメンバーの参加を期待しています。
 さらにこの機会を通じて会の組織や運営など魅力ある会にするために、もう一度原点に戻し、考え直してみる機会にもしたいと考えています。忌憚の意見や感想をお互い生で話し合える機会でもあります。北の地で濃い時間を共有できることを期待しています。
 
環境芸術学会第6回大会開催のお知らせ
 

大会実行委員長 國松明日香

 
 2005年第6回大会は、現代社会の重要なキーワードとなっている自然と情報メディアが融合する北海道札幌の地で開催されることとなりました。
環境は現代社会においてめまぐるしく変貌し、我々現代人は常に新しい視座を確立する必要性に迫られています。今年度は「環境・自然/メディア・芸術」のテーマで、環境の多面的重層性を検証し、様々な分野の交流を通して芸術の可能性を追求したいと思います。
また、例年実施している研究発表の内、パネル・作品発表として行うエキジビションには会員以外の主に北海道在住の作家の方にも参加していただき、交流をはかります。また会場となる「札幌メディアパーク・スピカ」の空間を活かして「どこでもアート展」が<空気、光、大地>をテーマに開催します。会員以外からも広く作品を公募し、芸術表現の多様性を伝えたいと考えています。「スピカ」は、多彩なイベントを通して各種の発信をして、北海道民に親しまれている施設です。会場アリーナの座席を作品ステージに置換して、多くの人と発想の豊かさを楽しむ祝祭にしたいと考えております。
北海道芸術学会、北海道デザイン協議会、北海道テキスタイル協会のご協力を頂きながら有意義で濃密な発信をしたいと思います。10月の札幌は、豊穣な季節の中にあります。空の高さと清冽な空気、豊かな大地を実感してください。多くの会員の参加をお待ちしております。

   
大会テーマ  「環境・自然/メディア・芸術」
  主催 環境芸術学会
協力 北海道芸術学会、北海道デザイン協議会、北海道テキスタイル協会
後援 国土交通省北海道開発局、北海道、北海道教育委員会、札幌市、
札幌市教育委員会、札幌テレビ放送株式会社、北海道新聞社、
読売新聞北海道支社、朝日新聞北海道支社、毎日新聞北海道支社
協賛 STV興発株式会社、ホクレン農業協同組合連合会、
エー・アイ・エム株式会社
大会組織
  大会会長 伊藤隆道
実行委員長 國松明日香
副実行委員長 伊坂重春 柳英克
日程 2005年10月21日(金) 〜 23日(日)
会場 
  札幌メディアパーク・スピカ  
北海道札幌市中央区北1条西8丁目 Tel. 011-280-7811
http://www.stv.ne.jp/spica/
大会事務局
  國松明日香/札幌市立高等専門学校
北海道札幌市南区芸術の森1丁目 Tel. 011-592-2762

大会スケジュール
  10月21日(金)
スピカ/札幌芸術の森・石山緑地・モエレ沼

10:00〜18:00 作品搬入・会場設営
11:00〜17:30 エキスカーション(自由参加)
  10月22日(土)
スピカ

午前中 作品搬入・会場設営
13:00〜 受付・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アリーナ入り口 
13:30〜 総会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・会議室
14:10〜 エキジビション、「どこでもアート展」鑑賞
15:30〜 公開審査会・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アリーナ
18:00〜 懇親会・・・・・・・・・北パントリー前ラウンジ
「どこでもアート展」授賞式
二次会(パフォーマンスを予定)・・・・・・・・・・アリーナ
  10月23日(日)
スピカ・アリーナ

9:30〜 パネル・作品発表質疑応答
10:30〜 口頭発表
12:00〜 山口名誉会員のビデオプレゼンテーション
12:10〜 昼食
13:00〜 講演会
14:30〜 シンポジウム
16:30  大会閉会
エキジビション 「環境芸術の現在 2005」
  今大会のエキジビションは、会員の作品発表・パネル発表、部会発表に加え、北海道芸術学会、北海道デザイン協議会、北海道テキスタイル協会のご協力を頂き、会員以外の方々の出品も予定しています。会場はスピカのアリーナ全体を使います。
 
 
スピカ・アリンーナ 開閉システムのグラス屋根
「どこでもアート展」
  例年開催しております研究発表のエキジビションに加え、今年は一般参加の作品展を開催いたします。テーマは「空気、光、大地」。会場となる「札幌メディアパーク・スピカ」の空間を生かした展示方法として、アリーナの座席に約300点のアートボックスを展示する展覧会を行います。作品は共通サイズのボックスを条件として、テーマに沿った内容で、各々のスタイルで表現していただきます。
「食のアート」
  これまで約15,000個もの「ながおか先生のコロッケ」を揚げ、「コロッケ・パーティ」を主催してきた長岡貞夫会員(インテリアデザイナー)が札幌大会会場で「食のアート」と題してコロッケ・パフォーマンスを行います。ホクレン協賛による北海道産のジャガイモ、たまねぎなどの食材を使って、会場内で約1,000個のコロッケを揚げます。また長岡会員がデザインした「コロッケ屋台」、「コロッケ・パッケージ」も展示されます。
 
 
コロッケ屋台
口頭発表
  今大会ではエキジビション会場の中で、大型ビジョンを使っての発表で、一般の展覧会入場者も発表を聞くことができます。
山口勝弘名誉会員のビデオプレゼンテーション
  2006年2月4日?3月26日まで、神奈川県立近代美術館鎌倉館(鎌倉市)において「山口勝弘と『実験工房』: ヴィトリ?ヌからテアトリヌまで」が開催されます。山口名誉会員は病床にありながらも制作や執筆活動を継続していますが、この展覧会の構成についても精力的に取り組んでいます。環境芸術学会札幌大会では、展覧会を前に「環境芸術に寄せる」と題して、最近の環境芸術に対する所感と学会員へのビデオメッセージを発表します。
特別講演 「北からの発信」(仮題)
  開催地の北海道ならではのお二人を講師にお招きして、ホットなお話をしていただきます。
講師:青木 由直氏(北海道大学名誉教授/eシルクロード大使館 首席親善大使)
山本 仁氏(モエレ沼公園園長)
シンポジウム 「環境・自然/メディア・芸術」
  パネラー: 松原 仁(公立はこだて未来大学教授)
橋本周司(早稲田大学ヒューマノイド研究所長)
佐藤友哉(北海道立近代美術館副館長)
コーディネータ:柳英克(公立はこだて未来大学教授)
主旨:柳英克
テクノロジーの高度化による新しい情報機器やメディアの登場は、身体やモノあるいは我々を取り巻く環境そのものを新たな知覚情報に置き換 えることで、より高度なコミュニケーションを可能にしました。また一方で、新しい情報機器やメディアの普及による急速な環境の変化は、自然環境に存在しなかった新たな知覚情報の増加を伴い、ヒトが情報認知する過程において身体感覚や感性の「知覚の同時性」を希薄にする要因 ともなっています。
第6回大会シンポジウムでは、このような現代人の直面している急速な 環境変化の意味について確認し、ロボティクスやメカトロニクスあるい は情報技術や環境芸術が未来に向けて実現を目指す「理想の環境」の在 り様について討議したいと思います。
パネラーには、より快適で豊かな環境の実現に向けて研究あるいは活動をされてきた「人工知能とロボティクス」の松原仁氏、同じく「ロボッ ト・メカトロニクス」の橋本周司氏、また主に現代美術の意義を学芸というお立場から社会に発信されてきた佐藤友哉氏をお迎えします。
エキスカーション
 

第6回大会開催地の札幌周辺には、その雄大な自然環境を生かしたアート空間が多くあり、まさに環境芸術の宝庫と言えます。その中から会員ゆかりの場所、今話題のスポット等、3ケ所を訪れる計画です。
大会参加者対象の航空便・宿泊のパックには、オプションでエキスカーションの移動や食事、入場料などを含むプランも用意されていますので添付の案内をご覧下さい。

  スケジュール
  10月21日(金) 
(パック参加者は11:00 千歳空港を出発)
12:30〜13:30 札幌芸術の森
13:40〜14:30 石山緑地
15:15〜16:30 モエレ沼公園
(パック参加者はホテルまで。17:00 着)
札幌芸術の森 http://www.artpark.or.jp/
  所在地:北海道札幌市南区芸術の森2丁目75番地
札幌駅から南へ、車や公共交通機関で小一時間という場所に1986年に一部オープンし、1999年まで15年かけて整備された公園。40haの広大な敷地の中に室内美術館、野外美術館、体験工房、野外ステージなど、さまざまな施設が点在する。自然環境を生かして彫刻が展示されている野外美術館には国内外の彫刻家による74点の彫刻が展示されている。
2004年に新装オープンした野外ステージは、札幌を中心に繰り広げられる夏の音楽祭、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)でも使われる。
大会事務局の市立高等専門学校が隣接する。
 
 
札幌芸術の森/伊藤会長の作品
石山緑地 http://page.freett.com/odepapa/ishiyama1.htm
 
 
石山緑地
  所在地:北海道札幌市南区石山 
札幌市南区にある石切場跡地を、彫刻家集団「サンク」(國松明日香、松隈康夫、丸山隆、山谷圭司、永野光一)が1997年に5カ年をかけて再生させた都市緑地公園。各ゾーンに明確な個性を持たせ、施設設計、色彩計画からファニチャー類のデザインに至るまで、彫刻家集団「サンク」のアイデアを反映させている。
モエレ沼公園 http://www.sapporo-park.or.jp/moere/
 
 
モエレ沼公園
  所在地:北海道札幌市東区丘珠町599-1
札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」の一環として計画され、23年の造成期間を経て、この7月1日にグランドオープンを迎えた。市内の公園の中で数少ない水の要素を持つ。
1988年3月、当時83歳だったイサム・ノグチが来札し、いくつかの候補地の中からゴミ埋立地だったこのモエレ沼だけに関心を示したという。その年の12月末にイサム・ノグチは亡くなるが、彼によって描かれたマスタープランに基づき完成した。
この公園のシンボルとなるガラスのピラミッドは外観も大変美しいが、中に入りガラスを通して屋外を見ると、その空間造形の美しさに、「全体をひとつの彫刻」として設計した彼の考え方が実感できるという。
お問い合せ
  環境芸術学会 事務局
〒160-0014 東京都新宿区内藤町1-10
TEL 03-3341-3140 (平日10:00〜17:00)
FAX 03-3341-3140
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