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活動報告

環境芸術学会第5回大会 大会概要
 
環境芸術学会第5回大会開催のお知らせ [終了]
   第5回大会は武蔵野美術大学を主会場として開催することにいたしました。第1回は東京芸術大学にて行われ、その後、都市環境と異なった環境においても行われた淡路島、小名浜大会と続きました。今年は再び東京に戻り、武蔵野地域にある美術大学が大会会場の中心となります。武蔵美術大学の周辺は、さほど遠くない過去、殆どが畑でした。そのなごりで現在でも畑が多く、玉川上水とその周辺にはたくさんの樹木が立っています。その環境の風を吸い取りながら、数千人の学生が大学に通い、様々な研究や制作を行っています。その地で、2週間にわたり環境芸術学会の第5回大会が行われます。
今大会では芸術のみならず医学、建築、科学まで視野を広げます。さらに日本のみならず、電子ネットワークが可能にしたコミュニケーションによって外国の方をつなげ、様々な分野の専門家や学生のコミュニケーションの場となればと思います。身体の中の「内面的な環境」=「ミクロの世界」から、ランドスケープデザインが行っている大規模の「外面的な環境」=「マクロの世界」と、それらの様々な関係について、「ワークインプログレス」的なプロジェクト、トークイベントやライブイベント、シンポジウムなどを開催いたします。多くの会員の参加をお待ちしております。
 
大会テーマ 『環境・連繋・芸術』
大会組織
大会会長 伊藤隆道
大会副会長 森豪男
実行委員長 クリストフシャルル
実行委員 伊坂重治 馬場美次 石井拓洋 池村明生
広報委員 前田義寛 宮川輝行
大会事務局 高須賀昌志 小日向千秋 高橋綾 酒井正  
日程
11月13日(土) 〜 11月20日(日)
会場 武蔵野美術大学
〒187-8505 東京都小平市小川町1-736

大会スケジュール
11月13日(土)
13:00〜 大会受付
13:30〜 総 会
14:15〜 ワーク・イン・プログレスのミーティング
15:15〜 パフォーマンス
16:30〜 トークイベント
18:00〜 懇親会
20:00〜 ネットワークパフォーマンス
11月14日(日)
9:30〜 パネル・作品発表(発表者による質疑応答)
10:30〜 口頭発表    
11:30〜 部会発表/特別対談
12:30〜 昼 食
13:30〜 ゲスト講演
14:30〜 シンポジウム
16:30   大会閉会

 
 
研究発表<口頭発表>
研究発表<部会発表> 時空環境芸術研究部会
・パネル展示《高野山アートビエンナーレ2005》について
特別対談“時空を超えて - 環境・人間・芸術”
講師:
村上保壽(高野山大学文学部教授、副学長)
坂村健(東京大学大学院情報学環教授、ユビキタス・ネットワーキング研究所所長)
村上保壽氏
坂村健氏
文化遺産と自然遺産が合体した「世界遺産」となった高野山域の神秘的空間は、混沌の現代社会に生きる私達にとって時間と空間を超えた環境芸術そのものといえます。高野山域には曼荼羅、声明をはじめ数々の仏教芸術が保存されていますが、環境芸術を志向する若きアーチスト達にとって世界遺産「高野山」こそ、「自然・人間・環境」を体感できる稀有な空間といえます。一方、現代社会は、ユビキタスに代表されるIT化による情報文明が発展する中で、国際化や世界の文化交流も加速しつつあります。宗教家としての村上保壽、環境芸術学会会員であり電脳建築家としての坂村健の両氏が環境芸術の現代性と将来性について対話いたします。
エキジビション 研究発表<パネル発表><作品発表>
『環境芸術の現在 2004 -ワーク・イン・プログレスの試み-』
[ワーク・イン・プログレスの作品展示]
従来の、会員によるパネル発表・作品発表に加え、会員および学生参加の「ワーク・イン・プログレス」によって生まれた作品も展示します。屋内、野外など大学構内のさまざまな空間が展覧会場として予定されています。
ワーク・イン・プログレス
本大会では会場の武蔵野美術大学構内を中心にフィールド作品を制作するプログラムを予定しています。
特に今回のプログラムでは、大会テーマの『環境・連繋・芸術』が体感できる制作活動を求め、武蔵野という風土や地域性、また大学という場、さらに老若男女色々な人々が集い暮らす環境をテーマに、人と自然、人と人などさまざまな関係により成立するアートを期待しておりますので、環境芸術に関心の高い会員の方はもちろん、大学という場を活かすことのできる学生の方々のご参加を望んでいます。
制作された作品はエキジビションに展示され、また大会初日の13日には、ご参加いただいた方々と大会に参加する会員がともにコミュニケーションできるミーティングを予定しております。
パフォーマンス
身体、声、電子音、オブジェという多彩なメディアを駆使し、空間とパフォーマー、観客との相互関係を深く問いかけます。パフォーマーは武蔵野美術大学映像学科、建築学科の学生たちです。パフォーマンスの終了後、観客にも参加していただくトークイベントが予定されています。
トークイベント「異文化の海峡を超えていこう」
芸術、研究開発、科学技術、ビジネスなどの様々な領域で国境を超えたコラボレーションが活発に行なわれています。環境芸術の文化でも「海峡を超えたコラボレーション」が新たな可能性を開きつつあります。しかし一方において異文化間には、相互理解、異文化受容、コミュニケーションのあり方など克服すべき課題もたくさんあります。
フランス、アメリカ、中国、シンガポール各国から日本に長期滞在し異分野で活躍中の4人が異文化コミュニケーションのあり方を探り“海峡を超えたネットワーク”の構築と連繋について語りあいます。
□スピーカー:
クリストフ・シャルル(フランス/武蔵野美術大学助教授)
クリストファー・キーナ(アメリカ/ITコンサルタント)
孔繁強(中国/アーチスト)
タン・カイシン(シンガポール/アーチスト)
クリストフ・
シャルル氏
クリストファー・
キーナ氏
孔繁強氏 タン・カイシン氏
□コーディネーター:伊藤隆道(日本/環境芸術学会会長、東京藝術大学教授)
懇親会

ネットワークパフォーマンス
日本(武蔵野美術大学、多摩美術大学)とフランス(エクサンプロヴァンス)という、7000キロを経た3地点で3人のアーティスト(ジェローム・ジョア、久保田晃弘、クリストフ・シャルル)を中心に、映像と音楽によって対話するネットワーク・セッション。共通の画像とテキストデータによる並列分散パフォーマンスや音のキャッチボールによるインタラクティブな分散パフォーマンスが参加者の様々な組み合わせによって行われます。

ゲスト講演「人間の内なる環境とアート&デザイン」
講師:香山リカ 
香山リカ氏は精神科医として臨床を行うかたわら、帝塚山学院大学人間文化学部教授 として教鞭を取り、また「現代人の心の病」や「サブカルチャーの心理」など幅広いテーマの著作やコメンテータとして活躍しておられます。今回の講演では、同氏に精神医学の立場で、精神医学や社会心理学の視点からデザインやメディアが人間の心や心理とどのように結びつくのか、どのように影響 を与え合うのか、人間の内なる環境とアートやデザインの関連性などについて語って いただきます。
シンポジウム
パネラー :
筧淳夫(建築家、国立医療科学院施設科学部)
照沼秀也(医師、老人の専門医療を考える会、医療法人いばらき会理事長)
クリストフ・シャルル(映像作家、武蔵野美術大学助教授)
コーディネーター:
横尾哲生(美術家、埼玉大学教授)
筧淳夫氏 照沼秀也氏 クリストフ・
シャルル氏
横尾哲生氏
主旨:
現在、高齢少子社会の日本ではほとんどの人は、医療機関にてその産声をあげています1。そして死の宣告をも、病院で受けています。またその人生で、折に触れ様々な医療機関を訪れています。医学の科学的進歩に従い、医療・介護・保健・福祉の諸施設は整備を充実し、社会の基幹施設としての機能を、十二分に生かさなければならない時代となっています。
しかし、それらの機関・施設は、その専門領域が進歩すればするほど、その領域にゆだねられすぎることなく、その客観的価値体系を支えるモラル・エコノミーが必要となります。人間の生きる感情に裏打ちされた支えが、必要なのです。
今、芸術はどのようにその力を生かせるでしょうか。医療・福祉の現場では、その機関の従事者と利用者の双方の人間としての感情、感性に応ずる、活力ある施設環境が望まれ、試みられています。芸術が今日まで蓄えた成果としての、芸術作品および行為としての美術の意識・思考の反映にはいかなる方法があるのでしょうか。
臨床の現場、施設環境整備、芸術表現、それぞれの立場から夢と問題を語り合うことで、今後私たち個々人が、芸術界が、社会が取り組むべき事柄を探って行きたいと思います。
 
  14日の特別対談、ゲスト講演、シンポジウムの参加は一般の方も無料です。ユニークで多彩な方々が次々と登場されますので、どうぞ振るってご参加ください!
 
参加申し込み方法
●大会出席の方は当日、直接会場受付をいたします。

<大会参加費> 会員 5000円(概要集代含む)
一般 6000円
(2日目の特別対談・講義・シンポジウムのみの参加は無料)
学生 無料
<懇親会費>   会員・一般 3000円
学生     2000円(参加費・懇親会費は当日会場受付にて受領)

(14日の特別対談、ゲスト講演、シンポジウムのみの聴講は一般・学生とも無料です。)
交通のご案内
  ●会場へのアクセス
1. JR中央線国分寺駅下車
国分寺駅北入口発西武バス
(武蔵野美術大学または小平営業所行)
武蔵野美術大学下車 (バス所要時間約20分)
2. JR中央線国分寺駅乗換、西武国分寺線
(東村山行)2つ目の鷹の台下車徒歩約20分 (西武線は10分間隔)
3. 西武新宿線東村山駅乗換、西武国分寺線
(国分寺行)2つ目の鷹の台下車徒歩約20分 (西武線は10分間隔)
4. JR中央線立川駅下車、北口発立川バス (若葉町団地行) 終点より徒歩12分
5. JR武蔵野線西国分寺駅乗換、JR中央線(東京行)
国分寺駅下車、1または2の経路利用
 
 
大会開催地周辺のご案内
  □玉川上水
約330年前、江戸の飲料水確保のため多摩川から分流、羽村から四ッ谷大木戸まで43キロが完成。国分寺村、小金井村、千川、烏山村、北沢村、石神井村などへ用水が引かれた。鷹の台駅から武蔵美まではこの上水沿いの緑道を歩く。大会の頃は武蔵野の雑木林の紅葉を満喫できるので、時間に余裕をもって出かけて欲しい。

□小平市平櫛田中館
さらに余裕のある場合、国分寺で西武多摩湖線に乗り、一橋学園駅から徒歩12分の平櫛田中記念館を訪れて、そのまま緑道を歩くというのはいかが。
一橋大学キャンパスの近く、閑静なたたずまいを保つ書院造りの邸宅は、田中が99歳の時に建てて移り住んだもの。茶室や庭園もあり、アトリエも保存されている。老いても制作意欲の盛んだった97歳の田中が、彫刻用に用意した推定樹齢5百年のクスノキの大木が残されている。
住所:小平市学園西町1-7-5
TEL:0423-41-0098
開館時間:10:00-16:00
休館日:火曜日 (祝日の場合は開館し翌日休館)