部会

人と社会の活性化研究部会

1.
名 称: 人と社会の活性化研究部会
2.
趣 旨: 本部会は、環境芸術学会の活動趣旨に沿い、人の生涯における芸術の存在意義を追求し、人及びその構成により成り立つ社会にはたらきかけることを目的とする。
特に、幼児期及び高齢期において人の内的環境と外的環境の相乗的交感にはたし得る可能性を実践的活動を通し研究することとする。

部会の具体的な提案
・ 人の衣・食・住への美意識の活用
・ 生涯教育の出発点(幼児教育)と成熟期(介護)の美術からの活性化
・ 医療福祉現場・幼児教育現場従事者(医師、看護士、介護士、教諭など)・利用者(患者、幼児、家族など)の美術への理解の促進
・ 医療現場・福祉現場・幼児教育機関に小さなギャラリーを設ける提案
・ 年齢を超えて楽しめる制作の為のプログラム開発(動機、興味、記憶等)
・ 誰でも使える表現素材、画材の提案(絵の具、鉛筆、筆、紙、粘土、木、布等)
・ 美しい色、形の機器の提案(リハビリ、収納器等)

※ 日本療養病床協会第13回東京大会 2005年11月17、18日 にホテルニューオータニにてこの部会より「美術からの提案」を行う予定です。
 
3.
部会長: 横尾哲生
4.
連絡先: 埼玉大学教育学部美術教育講座 工芸研究室 048-858-3256(横尾哲生)
※メールでの連絡は、高橋が行います。部会への参加希望される方は、メールでお問い合わせください。
メールアドレス:ryo2@mx3.ttcn.ne.jp(高橋綾)
5.
問合せ先: 事務局長 高橋綾 メールアドレス:ryo2@mx3.ttcn.ne.jp
6.
幹事: 内田裕子、栗原慶、桜井龍、山崎真一
7.
外部
協力者: <個人>
今井歴矢(龍生華道会) 飯塚拓也(学校法人聖和学園竜ヶ崎幼稚園 園長) 岡本真枝(作家) 筧淳夫(国立保健医療科学院 施設科学部長) 見学洋介(シーアイ化成株式会社) 小久保奈緒美(国立精神・神経センター精神保健研究所) 小牧達也(シーアイ化成株式会社) 笹井祐子(画家) 角田紘二(角田病院 理事長) 照沼秀也(医療法人祉団いばらき会理事長・医師) 久留征子(日の出ケ丘病院 看護部長) 平岩共代(作家) 若杉さえ子(オフィスわたり猫)
<企業>
株式会社クサカベ、シーアイ化成株式会社、株式会社中画堂、ナカガワ胡粉絵具株式会社、株式会社名村大成堂、日本画材工業株式会(フナオカ・キャンバス製造元)、ホルベイン工業株式会社、ホルベイン画材株式会社、株式会社ミューズ(五十音順)
8.
その他: 活動の期間は3年間を区切りとし、研究の継続活動については別途部会で検討する。
部会の目的:美術を通して人の交流を広げ、活力を育む。
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[2009年活動]
 本年度も茨城、群馬、東京、静岡、大分と、各地の病院や幼稚園、学童保育などで、主に高齢者や子どもを対象とした作品展示・ワークショップが行われました(報告14件)。
美術とは縁遠い生活を送っている方々が、試行錯誤をしながら素材に触れ、感性や感覚を研ぎ澄ませていく中で見せる表情は印象的で、何度活動を行ってもアートの大きな可能性を感じずにはいられません。多くの活動は、今後も継続して行っていく予定です。また、これらの活動には多くの学生も関わっており、人や社会に関わっていく美術の展開について、考える機会も多くあるのではないでしょうか。
これらの実践活動をまとめた論文の投稿や、医療現場での美術の在り方について等の執筆も医療雑誌に多数行っています(報告7件)。

『びょういんにおいでよ、わたしたちの!
2008~2009』 『幼児と美術』

『創想の場』 『あかり展2008ー見る・見せるコミュニケーション』

八王子市立看護専門学校 集中演習講義 
『感性と感覚を描く―気持ちの色:藤原ゆみこ』 『病院におけるアートプロジェクト2 アートワークショップの実践』

『kinetic toy in KindergartenMuseum(高橋綾個展)』 『西別府病院の筋ジストロフィー病棟での絵画教室』

トライ!2008!「キラキラ響くクリスマスツリー」 『I My Eco 3~ 多摩美術大学 造形表現学部 デザイン学科 「素材とスケール」 有志作品展』

[2008年活動]
・「kinetic toy in KindergartenMuseum(高橋綾個展)」
[展覧会/ワークショップ] 高橋綾 場所:竜ヶ崎幼稚園(2008年2月)
・「埼玉大学学生における美術講座」[講座]ときわぎ幼稚園 横尾哲生(毎月1回)
・「特別講座 芸術と癒し」[講座]山崎真一 栗原慶 藤原ゆみこ 
場所:八王子市看護専門学校(2008年1月、2月)
・「医療冊子掲載 月刊GPNET~高齢者医療・ケアとアートの融合」
[冊子掲載]横尾哲生、高橋綾、山崎真一、本郷寛、藤原ゆみこ、宇田恵(2008年6月)
・「群馬県立女子大学企画 あかり展~見る見られるコミュニケーション~」
[ワークインプログレス/展覧会]高橋綾、宇田恵 場所:角田病院(2008年5~6月)

2007年9月
日本療養病床協会第15回神戸大会シンポジウム
『療養病床の癒し環境』に参加 ホテルオークラ神戸
昨年度、日本医療病床協会第14回京都大会シンポジウム 『美術からの試み』では、高橋綾氏と医療法人社団樹心会角田病院の試み、及び山崎真一氏と医療法人社団崎陽会日ノ出ヶ丘病院の試みを、それぞれの病院の理事長、看護部長氏により発表して頂くと共に、本郷寛氏の東京藝術大学での対応を発表して頂きました。司会を横尾哲生氏が担当しました。
社会における、特に医療福祉の世界と美術の関係構築を計る討議であり、医療法人内の従事者の美術への理解、地方社会での医療法人の位置、及び美術を社会に広める意義と方策の視点が明瞭になるものでした。
なお会場には本学会部会員と、学会外同名研究会の協力者、関係大学学生の医療福祉を意識した美術作品を多数展示しました。
また本年15回神戸大会にも活動を重ねていきたいと思います。

昨年度の日本療養病床協会シンポジウムの様子
第15回日本療養病床協会全国研究会神戸大会
日程:9月5日(水)~6日(木)場所:ホテルオークラ神戸(神戸市中央区波止場町2-1)

2007年9月
展覧会『びょういんにおいでよ、わたしたちの! 2007』 日の出ヶ丘病院(西多摩)
昨年に続き、展覧会とワークショップおよびギャラリー(院内)トークを病院内で行います。
主旨:昨年同様「美術による病院と地域の連携を考える」をテーマに、展覧会、ワークショップおよびギャラリー(院内)トークを実施する予定です。
今年のテーマは『びょういんにおいでよ、わたしたちの! 2007』
秘めた力を引き出すための試み ~潜在能力、その波及効果~です。
開催場所は、昨年同様、東京都西多摩にあります日の出ヶ丘病院です。
今年は部会員4~8名(予定)、平面、立体、陶芸等、さまざまな領域の作家が病院内各所に展示をし、その場でワークショップやギャラリートークを行う予定です。今年のサブタイトルは「秘めた力を引き出すための試み ~潜在能力、その波及効果~」としましたが、これはて関わるすべての人を対象に考えています。病院に関わる人(入院患者、医師、看護師、ケースワーカー、ボランティア、病院職員)はもちろんのこと、近隣住民や学校関係者(先生、生徒等)、そして作家です。昨年の開催で、子どものもつ生命感に満ちあふれたエネルギーの影響力や、患者さんが作品制作に対する集中力にはとても驚かされました。また世代間を超えた交流の楽しさも垣間みることができました。今年も美術作品の鑑賞、ワークショップをきっかけに病院に足を運んでもらい、病院という環境の新たな可能性を広げていきたいと考えます。

『びょういんにおいでよ、わたしたちの! 2007』
秘めた力を引き出すための試み ~潜在能力、その波及効果~
場所:日の出ヶ丘病院東京都 西多摩郡 日の出町大久野 310
(院内の多目的ホール、食堂、ディルームおよび中庭空間)
・展覧会
期間:9月3日(月)~8日(土) 
作家:5名 
高橋 綾氏  造形デザイナー
酒井 正氏  造形デザイナー
櫻井 龍氏  デザイナー
栗原 慶氏  陶芸
林 こずえ氏 版画

対象者:地域住民及び病院関係者
(幼児から高齢者までの地域住民、入院患者、病院職員など)
・ワークショップ:9月8日(土)10:30~
12:00(子どもから入院患者まで)
講座数:5講座 
対象者:地域住民及び病院関係者
(幼児か高齢者までの地域住民、入院患者、病院職員など)
・ギャラリートーク:9月8日(土):14:00~

昨年度の日の出展示の様子

昨年度の日の出ワークショップの様子
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なお本年3月には新しい研究者を迎え、研究会及び学会研究部会の会議を行い、幼児教育と医療福祉を中心としつつ他領域に展開を拡げ、より深めていく旨が確認されました。それを受けまして、部会員の藤原ゆみこ氏を中心とした、高橋綾氏、酒井正氏の日立シビックセンターの作品展示、小学生ワークショップも計画されています。

日立シビックセンター展覧会『アートと遊ぼう!展覧会』
場所:日立シビックセンターアトリウム(茨城県日立市幸町1-21-1)
期間8月2日~29日
作家 2名
高橋 綾氏  造形デザイナー
酒井 正氏  造形デザイナー
・ワークショップ8月12日(日)計3回
(10:30~12:00)(13:00~14:30) (14:30~16:00)
場所:日立シビックセンターエントランス(茨城県日立市幸町1-21-1) 
対象者:地域住民(小学生)

お問い合わせ:
人と社会の活性化研究部会 事務局 高橋綾 (ryo2@mx3.ttcn.ne.jp)

展示会場 展示会場

2007年7月
展覧会『コミュニケーションから生まれたあかり展』 角田病院(群馬)
昨年度、「癒し」をテーマとした学生のあかりの作品を病院に展示するという企画「癒しのあかり展」を開催しました。この企画の目的は、部会員、高橋綾の所属する群馬県立女子大学近郊にある角田病院内各所にあかり作品を展示し、病院に関わる人(病院入居者、通院患者、病院医師、看護士など)に美術(美への姿勢)を提案していくことでした。
今年は、「コミュニケーション」というテーマで、学生のあかりの作品を角田病院内に展示をします。「コミュニケーション」は、人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うことです。大学と病院、学生と医師・看護士、学生と患者、それぞれの関係で様々なコミュニケーションがあれば、今よりも良い環境が導かれるのではないでしょうか?今回、学生と病院(利用者、職員)で「コミュニケーション」しながら、病院への素朴な疑問、病院内からの提案などを集約して病院に必要なあかり作品を制作展示し、新しい美術の形、役割を提案できたらと考えています。
さらに、この企画後、群馬県健康雑貨制作企業、株式会社ほんやら堂の商品開発を群馬県立女子大学と角田病院と交えて行っていきます。
3年間続けてきた、群馬県立女子大学×株式会社ほんやら堂の共同企画(健康雑貨のデザイン)を、病院に必要なアイテム開発とし、コミュニケーションで得られた情報をもとに、デザインして行く予定です。
さらに優秀なデザイン作品は商品化し、全国の小売店で販売していきます。
(今年は、人と社会の活性化研究部会の有志メンバーもデザインプロジェクトに参加します)
この企画で高齢化社会における医療・福祉での美術からの活性への道を、医師・看護士、介護士等の方々と共に探っていきたいと考えています。

・展覧会『コミュニケーションから生まれたあかり展』
期間:7月10日(火)~31日(火)
場所:角田病院(群馬県佐波郡玉村町上新田675-4)
学生作家:9名
対象者:地域住民及び病院関係者
(幼児から高齢者までの地域住民、入院患者、病院職員など)
・特別企画夜のあかりツアー2007:7月28日(土)?
19:00~20:00 (一般参加可能)

2007あかり作品001 2007あかり作品002

2007夜のあかり展 インタビュー001

インタビュー002 インタビュー003

インタビュー004 インタビュー005

医院長先生による講義 病院見学001
・ 健康雑貨商品開発プレゼンテーション
7月30日(月)15:00-17:50
場所:群馬県立女子大学デザイン室

商品開発ブレーンストーミング

商品開発プレゼンテーション

2006年9月 
日本医療病床協会第14回京都大会シンポジウ
ム 『美術からの試み』を企画/国立京都国際会館(京都)
『日本療養病床協会第14回日本療養病床協会全国研究会 [京都大会] 』
特別プログラム8「 美術からの試み 」シンポジウム
9月8日(金)・9:30-12:00
【コーディネーター】 横尾哲生(美術家・埼玉大学教授)
【主旨】 昨年度開催された第13回全国研究会 [東京大会] のプログラムでは、「美術の活用?療養病床環境においてー」という主題にて、美術・美術に携わる者と、療養病床環境に携わる方々の協力のあり方を探る第一歩を踏み出しました。将来それぞれの分野が相互に重なる試みは十分ではなかったように思われますが、共に人間、それ自身を認める世界であることから出発する両分野の相互理解、相互作用の必要性、重要性の確認ができたことと思います。
その結果、昨年末から複数の療養病床の現場と、美術家、デザイナーたちとの共同調和による《美術からの試み》が新たに始まりました。そこで、今回のプログラムでは、様々な問題を抱えながらも実践をとおして見えてきた事象・現象を現場の先生方に提示していただきたいと考えております。また、今後重要な問題となっていくであろう人材の育成についても討議していきたいと思います。
【プログラム】
9:30-9:50 イントロダクション
9:50-10:50 プレゼンテーション(各20分)
1.角田紘二(角田病院 理事長)
2.久留征子(日の出ケ丘病院 看護部長)
3.本郷寛(東京藝術大学 教授)
10:50-12:00 ディスカッション/座長:横尾哲生

これらの成果は長期の相互作用により結実してゆくものと思います。
これらの活動に賛同し、興味をお持ちになった部会員がおりましたら、部会事務局(事務局長:高橋綾)へご連絡いただき、我が部会に入会していただきたいと考えております。どうぞよろしく御願い致します。

2006日本医療病床協会シンポジウム

2006日本医療病床協会作品展示

2006年8月 
展覧会『GO!汐留ジャンボリー』にて部会活動を一般市民に紹介/日本テレビ前(汐留)
これらの展覧会およびワークショップの成果を2つの場で発表いたします。
『2006 GO!SHIODOMEジャンボリー-汐留アートビレッジ-』※1 に部会として出展いたします。
・出展日:2006年8月25-27日
・開催時間:11:00-19:00
・開催場所:汐留シオサイト 汐留シティセンター ライトタワープラザ (屋外)
[雨天決行 (台風等の際は中止) ]
※1 汐留ジャンボリーとは『アートでコミュニケーション!』をテーマとする汐留エリアの
公共地下スペースを最大限に活用する、各種体験型アートイベントです。

2006年7月 
展覧会『癒しのあかり展』『夜のあかりツアー』/角田病院(群馬)
『美への姿勢~美しい環境への導き<癒しのあかり展>』
6月20日(火)-7月3日(月) 9:00-19:00
角田病院内で学生のあかりの作品を展示します。(病院に関わる方対象なので一般の方の
入場はお断りしています)
・夜のあかりツアー(夜の展覧会) 
6月24日(土) 18:30-20:00
上記の日程、時間に病院内のあかりの作品(11名12作品)展示場所をツアーでまわり、学生作者の説明を受けながら参加者と共に作品を鑑賞する特別企画です。
このツアーは、病院に関わる方対象だけでなく大学関係者、部会員も参加できます。
・ワークショップ  
開催予定日:7月29日(土)
角田病院の病院入居者、通院患者、病院医師、看護士などへ向けての ワークショップも開催いたします。
参加人数は、利用者20名、職員10名、合計30名です。

あかり制作風景 プレゼンテーション

セッティング 夜のあかりツアー

2006年7月
展覧会『びょういんにおいでよ、わたしたちの! 』/日の出ヶ丘病院(西多摩)

2006日の出001 2006日の出003

2006日の出004 2006日の出005

2006日の出006 日の出ヶ丘病院作品展示場

出品作家の作品

2005年11月 
日本療養病床協会第13回東京大会シンポジウム
『美術の活用ー療養病床環境においてー』を企画/ホテルニューオータニ(赤坂)
『びょういんにおいでよ、わたしたちの(仮称)』 -美術による病院の新たな地域との連携の試み-
・展覧会
8月1日(火)-8月12日(土)   
日の出ヶ丘病院内で部会員の作品を展示します。(4人くらいを予定)
・ワークショップ<光と風>
8月7日(月)
午前10:30- (幼稚園、小学生、親等を対象に)
午後 2:00- (院内の方を中心として)
展示作家が基本的にワークショップを行います。また、ツアーなどの予定はいまのところ未定です。

シンポジウム

2005年10月 
環境芸術学会 第6回札幌大会 部会パネル発表
2つ目として部会員の方々が展覧会とワークショップを病院内で試みます。
目的:「美術による病院の地域との連携」をテーマとした部会員の作品を病院に展示するという企画、「びょういんにおいでよ、わたしたちの (仮称)」を開催いたします。展示する病院は、東京都西多摩にあります日の出ヶ丘病院です。この企画は、部会員4~6名 (予定)、平面、立体、陶芸等、様々な分野の作家が、1人2-4点の作品を、日の出ヶ丘病院内各所に展示し、ワークショップを行います。この試みにより病院に関わる人 (病院入居者、通院患者、病院医師、看護士など) は、もちろんのこと近隣の元気な地域住民に、美術作品をきっかけとして、病気やお見舞い以外に病院に足を運んでもらうことを目的としています。そしてこのことが、病院 (公的機関) という空間の新たな可能性を広げていくものと考えます。

2005年10月 
冊子『美術からの発信』を刊行(A4版 80頁オールカラー 3000部)

2004年10月 
環境芸術学会 第5回東京大会シンポジウム
『芸術と人間 – 医療の世界と環境芸術をめぐって – 』を契機に部会活動を開始。